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キョン「また使徒か」 part1


 

1 名前: ◆UqSHFgvvQ2 [] 投稿日:2009/10/19(月) 03:33:36.48 ID:Uc3Wis5Wi
キョン「あーあー…本当にありえん」

古泉「ですねぇ…」

長門「……」

ハルヒ「大体あんたはねぇ!」

アスカ「やっかましいわよ変人!あんなへんてこな団作って!へんなやつぅー!」

ハルヒ「んなっ!なんですってえええ!?」

キョン「なんで俺がまた中学生せにゃならんのだ…」

シンジ「なにかいった?キョンくん」

キョン「いいや」

カヲル「ふふっ、君たちはいつも不思議な話をしているよね。少し羨ましいな。秘密の共有」

キョン「よせ。はなれろ鬱陶しい」

さて、こうなったのはどういうことか。
これは数日前に遡らねばなるまい。


何日かまえ。何日前かは正確には覚えていない。
結構な重傷なのかもな。
とにかく、ことの始まりはやはり、傍若無人唯我独尊の我が団長様の言葉である。

ハルヒ「あんた、面白い漫画かしなさいよ」

キョン「ああ?なんでおれがお前に漫画を貸さにゃならんのだ。おまえにかしたら一生帰ってこなさそうだしな」

ハルヒ「失礼ね!!たまには漫画も読んでみたいのよ!いいからオススメの漫画かしなさい!」

キョン「はぁ…わかった。明日もってくるよ」

俺はここでしっかり断ればよかったと心底思うね。


キョン「ほれ」

俺が手渡したのは、

ハルヒ「新世紀、エヴァンゲリオン?」

キョン「そうだ。なかなか面白いぞ。まぁお気に召すかはわからんがな」

ハルヒ「ふーん?まぁあんたのチョイスだから期待はしてないけど、まぁ借りておくわ」

なんで人から物を借りておいてこんな口をたたけるのかね。

ハルヒ「じゃあ今日はこれ読むから集まらなくていいって、みんなにいっといてね」

キョン「へーへ」


キョン「というわけで、今日はおやすみだ」

古泉「おや、エヴァンゲリオンですか。なかなかのチョイスですねぇ」

みくる「あの、エヴァンゲリオンってなんですかぁ?」

ああ、朝比奈さんは未来人だからしらなくて当然か。

キョン「新世紀エヴァンゲリオンというのはですね、ひょんなことから人形ロボットに乗って怪獣と戦うハメになってしまった中学生の、成長物語、といったところですよ」

古泉「正確には、第一始祖民族が残した二つの種の生存競争、という裏設定も多々ありますが、まぁそんなのは抜きにしても込み込みでも、とても楽しめる作品であることは確かですね」

みくる「ほぇー」

長門「うずうず」

キョン「まぁ、なんのかんのロボット漫画ですよ。朝比奈さん」

長門「あれをロボットアニメというのはにわか」

キョン「えっ」

古泉「激しく同意しますね」


長門「あれは主人公碇シンジの心の成長を描く過程での、オマケにすぎない。特筆し、語るべきはやはり碇シンジの細かい心理描写と、小さいながらもしっかりとした進歩」

古泉「まぁ、一般のかたの印象はそんなものですよ。長門さん」

長門「……」

古泉「んっふ。」電話だよ!電話だよ!

古泉「おや、……緊急事態です」

キョン「ああ?」


古泉「バイトですよ。やれやれです」電話だよ!電話だよ!

キョン「そうか、頑張れよ」

古泉「もしもし。はい、古泉です。……はい。……はい。え……そんなに……はい。わかりました」

キョン「なにがあったんだ?」

古泉「超超規模の巨大閉鎖空間発生です。またキョンぬんなにかやらかしました?」

キョン「いや……今日は一切思い当たるふしはないが」

古泉「そう……ですか」

みくる「ふぇえ!?あれ、あれ!?未来と禁則事項できない!?あれ!?禁則事項が禁則事項じゃないかぎり禁則事項がつな…禁則事項くなるなんてことありえないのに」

キョン「なっ……長門は!?」

長門「……私も、情報統合思念体にアクセスできない」

キョン「どうやってもか!?」

長門「不可能。プロテクトでも、情報統合思念体からのアクセス拒否でもない。おそらく、情報統合思念体が既にない」

キョン「な……そんな……」

古泉「随分な緊急事態のようですね…」

古泉がこんな顔するなんて……そんなに、事態は大変なのか。長門ですらお手上げ…どういうことだ。


古泉「とにかく、僕は急いで機関と合流します」

長門「私はできることはやりつくした」

みくる「ふぇえええええん」

キョン「……どうなってんだ……」

古泉「今日、あなたに思い当たるふしがないのであれば、あなたにできることはありません。とりあえずはご帰宅なされたらいかがですか?」

キョン「邪魔ってことか?」

古泉「そうではありませんが…あなたは一般人です。いまはできることがないでしょう。あなたになにか手助けしていただく時は連絡します」

キョン「…そうか」



なんだ、古泉のやつ。
俺を邪魔者みたいにいいやがって。
失礼な野郎だ。
まぁ、とはいえ古泉や機関とやらの連中がなんとかするだろう。
俺は確かに一般人。
飯食ってクソして寝りゃあ、明日になりゃなんもかんも解決してるさ。
古泉もいるしな。

しかし、やけに空が灰色だな。
気味が悪い。
あの時の閉鎖空間のような……
いや、やめやめ。
無駄なことは考えず、ふつーにしてよう。
とにかく寝ればなんとかなる。
そうに決まってる


キョン「ふぅ……」

おれはというと、帰ってきたら風呂に入り、飯食って、クソして寝ることにした。
早めに寝るに限るからな。
古泉からの連絡もない。
きっともうすんだんだろう。
さて、もう寝るか。
少し早いけどな。

PRRRRRR

ん?

着信:古泉一樹

おいおい……

キョン「もしもし」

古泉「大変です。いますぐ出れますか?」

キョン「なにがあったんだ?」

古泉「説明はあとです!とにかくはやく!」


俺が家を出ると、そこには黒塗りのベンツがあった。

新川「古泉は中です。急いで!」

ベンツの中に入ると、古泉が目も細めず、きりっとした顔立ちでそこにいた。

古泉「お待ちしていました。とにかく話を」

キョン「おう」



キョン「なにが起こってんだ?」

古泉「新川さん。長門さんと、朝比奈さんには連絡をしましたか?」

新川「ええ。長門さんは了解した。朝比奈さんはわ、わ、わかりましたぁと」

どうでもいいがその顔でそんなセリフをはかんでほしいね。

古泉「わかりました」

キョン「おい古泉。俺にもわかるように話してくれないか?俺だけ置いてけぼりだ」

古泉「……閉鎖空間拡大が、神人を倒してもとまらないのです」



キョン「なんだって?」

古泉「僕達で、総勢4人の神を倒しましたが、それでとどまる事を知らず閉鎖空間は
拡大を続け、神人はさらに増えたのです」

キョン「……それって最悪じゃないのか?」

古泉「ええ。最悪中の最悪ですよ。本当に。神人が増えるなんていままでありませんでしたから」

古泉「いまも拡大はつづいています。このままでは…世界が……」

キョン「どうにかならんのか?」

古泉「わかりません。故に皆さんをお呼びしました」

新川「つきました」


みくる「ふええええん。キョンくううん」

キョン「うおっ!?」

おう、朝比奈さん!
その豊満なバストが俺のバストにジャストミィトしています!
おねがいやめて!俺のはしたないバットで朝比奈さんをジャストミィトしたくはありませんっ!!

キョン「とと、とにかく落ち着いてください」

朝比奈「ひくっ……だって…禁則事項があああ!禁則事項でえええ……禁則事項なんですよぉー…」

さっぱりです朝比奈さん

長門「……」

キョン「お前はどうなんだ?長門」

長門「あのあと、再度アクセスを試みたが、やはり失敗した。あらゆるアクセス手段を用いたがやはり無理。結論は、既に統合情報思念体は存在しない」

キョン「あ、ありえるのか?神みたいなもんだろ?」

長門「ありえる」

キョン「そんな……」


古泉「とにかく、いまのところ一番の頼りは長門さんです」

長門「なにをすればいいの?」

古泉「閉鎖空間の拡大をどうにか止められませんか」

長門「不可能。閉鎖空間への物理的、及び次元的な攻的接触は一切不可能。その能力を行使可能なのは、涼宮ハルヒの理性たるあなたのみ」

キョン「八方詰まり……なのか?」

古泉「……認めたくはないですがね」

みくる「ふえ、なんにもできないんですかぁー?」

古泉「残念ながら。神人は現在も破壊活動と増殖をしています。どうしたものですかね」


古泉「……世界が、再構成されるまで、もう、時間はあまりありませんね」

キョン「……くそっ!本当になにもできないのか!?」

古泉「……残念ながら」

キョン「ちくしょう……」

なにが悔しいかって、こいつらと出会った事が帳消しになることだった。
なんだかんだで、俺は長門や、朝比奈さんといるのが好きだった。
ハルヒのこともそうだ。
なんで、なんでお前はこんな事を望んでいるんだ……

古泉「そろそろですね。閉鎖空間がこの世界を覆うまで…」

長門「残り28秒62」

……くそっ……


キョン「長門、古泉、朝比奈さん」

古泉「はい?」

長門「なに」

みくる「ふえ…?」

キョン「……諦めちまったようないい口しかできなくてすまんのだが」

キョン「いままでほんとにありがとう?おまえらと出会えて嬉しかった」

古泉「……あなたから……そんな言葉が聞けるなんて……」

長門「……」

みくる「ふ、ふぇえ…キョンくぅん……」

長門は、少しうつむき気味で顔はみえない。
どんな顔をしているかな。
朝比奈さんはふぇええんと泣いている。
こんなときですらあなたはとても愛らしい。
古泉ですら、その目に涙を浮かべていた。
あのクソむかつく笑顔そのままにだ。
おれはというと、言うまでもあるまい。



俺がそう言って、みんなの顔を確認したあと、それはすぐに来た。
この感じはなんだろう。
あーあれだな。ジェットコースター。
あの落ちる感じだ。
段々と目の前が真っ白になり、どんどん落ちる。
ああ、死ぬ高さな気がする……


キョン「ぜっ!?」

ppppppp

キョン「え……」

おれが目をゆっくりと開けると、そこは見なれた我が家の俺の寝室で、いつも使って居る目覚ましがけたたましくなっていた。

キョン「どう……なってんだ?」


キョン「夢……?」

それにしちゃあリアルすぎる。

キョン母「ほら!中学校に遅刻するわよ!」

キョン「ああー!……はぁ?」

いま、なんていった?
中学校?

キョン「ちょ、おい、お袋!?なんつった?」

キョン母「だからぁ、中学校!遅刻するわよ!」

キョン母「古泉くんと、シンジ君もう迎えに来てるわよ!」

キョン「……は?」


キョン「まてまてまてお袋!シンジってのは、誰だよ?」

キョン母「はぁ?ふざけるのも大概になさいよ!はやく支度しなさい!」

キョン「……はぁあ!?」

なにがなんだかわからなかった。
とにかくおれは制服を着ようとクローゼットを漁る。

キョン「……おいお袋!ブレザーがないぞ!」

キョン母「は?ほんとにどうしたの?ブレザーなんかないわよ?年中クソ暑いのにいらないでしょうが」

キョン「……え」

そう言われれば暑い。
真夏のようなむわっとこびりつく暑さだ。
なんでだ?いまは、冬だろ?

キョン母「冬!?んなもん10年以上ないわよ!セカンドインパクトのせいでね!」

キョン「?????」


なにかがおかしい。
なにかというほどでもないな。
明らかにおかしい。
セカンドインパクト?シンジ?
まんまエヴァンゲリオンだ。
……まさか……

おれは頭の中の考えを考えないように考えないようにととっとと着替えをすませ、外へ出た。

古泉「……おはようございます。キョンくん」

シンジ「おはよう。キョンくん」

キョン「……」

まんま碇シンジだ。


キョン「おい、古泉」

おれがそうよびかけると、古泉はこちらをみてウィンクした。
あとで、ということか?

シンジ「え、キョンくんどうかしたの?」

キョン「ん?え、あ、いや、なんでもない……よ」

話しかけられてしまった。
アニメキャラにだ。
なんだか…感動してしまった。
いやいやいやいや、まてまて。これはそもそもどういうことなのかをまず考えねばならんのじゃないか?
感動なんてしとるヒマはない!


そもそも、なんでこんな世界なんだ?
たしかに見渡すと全然みなれない風景だ。
遠くをぼーっとみると山が見えるし、なんかすげー高いビルもみえる。
山とビルとは。不協和音極まりない。

古泉「シンジくん。僕らはこれからどこに向かうのですか?」

シンジ「ん?学校だよ?」

古泉「ふむ……失礼ですが、涼宮ハルヒをご存知ですか?」

シンジ「え…うん。クラスメイトじゃないか。先に学校いるんじゃない?」

キョン「あいつも来てるのか…」

シンジ「へ?なに?なんかいった?」

キョン「い、いや、なんでもないぞ」

シンジ「ふぅん……へんなキョンくん。まぁいいや、この先でトウジとケンスケが待ってるから、急ごう!」

キョン「なんと、トウジとな!」


トウジといえば、あの不運な少年Aじゃないか!
っと、不謹慎か。

古泉「じゃあ、長門有希は知ってますか?」

シンジ「なんなの、古泉くん。さっきから。もう新しいクラスになって1週間だよ?なんか校長先生が全学年で緊急にクラスがえをしまーすなんていうから、こんがらがっちゃったんだな、たぶん」

古泉「……いやいや、お恥ずかしい限りです」

古泉「他にはどんな方がいらっしゃいましたかね…教えてもらえますか?どうにも人の顔と名前が一致しないのです」

シンジ「うん、いいけど…(どうしたんだろ?なんか変だな)」


シンジ「えっとー…まずは僕でしょ?キョンくん、古泉くん、トウジ」

シンジ「あとは…アスカでしょ?あとは、涼宮さん。他には、長門さん、カヲルくん」

シンジ「あとは、んーと、あと佐々木さんとかかな?あとはあんまりおぼえてないなぁ」

なんと。

古泉「佐々木さん……とおっしゃいましたか?」

シンジ「うん」

キョン「橘ってやつもいるんじゃないか!?」

シンジ「えっ……いない……とおもうよ?」

キョン「どうなってやがる…」


シンジ「あ、大事なの忘れてた。キョンくんの好きな綾波」

キョン「んなっ!?」

古泉(綾波派か……残念です)

シンジ「なにそんな驚いてんの?俺は綾波派だーー!ってさけんでたじゃない」

キョン「なんの……はなしなんだ……」


シンジ「お、トウジーー!」

トウジ「お、なんや、せんせやないか!やっときよったで!」

そこにいたのは紛れもない。
鈴原トウジ。
エヴァンゲリオン参号機に搭乗するも、使徒にとりつかれてしまうという不憫な役回り。

キョン「こん……ちわ?」

トウジ「なんや、キョン!改まりよってからに!おはよーさんでええねん!がっはは!」

ケンスケ「ふぅ……やれやれだね」

お、なんだかケンスケとはうまくやっていけそうなきがする。
なんでだろう。自分とにた匂いが

ケンスケ「うぉあっ!?なんてこった、A-65がとんでる!?か、か、かめ、かめら!うおあああああああ!!!いっちゃったああああ!!!」

前言撤回。
微塵もそんな匂いは感じない。


シンジ「ついたよ。二人とも」

キョン「ここは……」

すごい。といわざるを得なかった。
一見、どこにでもありそうな中学校だが、作り、中庭、全てがそのまんまだった。

キョン「すげえ……」

シンジ「へ?なにが?」

古泉「お気持ちお察ししますよ。僕ですら感動します」

トウジ「なんやーあんたら。変な話ばっかしよって!きしょく悪う!ワイらにも教えーや!」

古泉「ふふっ…秘密です」

トウジ「ちぇー」


教室にはいると、やかましい声が聞こえてきた。
毎日聞いていた、いまや懐かしい、あの団長様の声と、これは……

キョン「ハルヒ……!?」

ハルヒ「ん?なにやってんのあんた!遅いわよ!」

キョン「ハルヒ!!」

俺はすぐにハルヒにかけより、思い切り抱きついた。なんでこんなことをしたのか自分でもわからん。
見事に平手うちを食らい、いま俺の頬は腫れている。

ハルヒ「い、い、い、いきなりなにすんのよ!」

アスカ「きゃーーーー!!!ハレンチ!!」

両頬である。

俺がひっぱたかれて、ひっぱたかれた衝撃よりも衝撃的だったのは、そこにアスカがいたこと。隅の席に包帯だらけの綾波レイがいたことだ。

キョン「夢のようだ……」


キョン「そして俺は、というとだ」

ハルヒとアスカが喧嘩しているのを眺めていた。
どうやらどうにもソリが合わないらしく、二人でぎゃあぎゃあと騒いでいた。
ほらな。アスカよりレイだろう。はしたない。

アスカ「なんなのさっきの!学校でハーレンチーー!」

ハルヒ「やっかましいわよアホ娘!あれはキョンが悪いんじゃない!あたしは関係ないわよ!」

アスカ「ふーん!どうでしょうかねぇ?学校おわってからいちゃいちゃしてんじゃないのぉ!?」

ハルヒ「なっ!!ちょ、キョン!!あんたもなんか言いなさいよ!!」


キョン「無茶苦茶いうな」


キョン「やれやれ…」

いまだにアスカとハルヒは喧嘩している。
俺は、長門の机のところに顔をぐでっと乗せ、長門と、突っ立ってる古泉と会話していた。

キョン「おい、長門。どういうことなんだ?」

長門「詳細は不明。ただ世界改変後のこの世界を観測する限り、涼宮ハルヒがなんらかの影響で新世紀エヴァンゲリオンの世界に行きたい、もしくは新世紀エヴァンゲリオンの世界に羨望を持った。故のこの世界」

キョン「……また、俺か」

古泉「でしょうねぇ……んっふ」

長門「元の世界への回帰は現状ほぼ不可能と言っていい。数%の可能性がなくもないが、私の知覚外」

古泉「脱出方法はあるにはありそうだが、どうすればそれができるか、また、それがなんなのか、はわからない。ということですね?」

長門は黙ってこくりと頷いた。

キョン「困ったもんだ……」


カヲル「やっ。キョンくん」

キョン「!!」

これは驚いた。渚カヲルじゃないか。

カヲル「なにを驚いているんだい?なんだか、面白そうな話をしていたから、混ぜてもらおうと思ってね」

古泉「す、すいません。企業秘密です」

カヲル「ふふっ。そうなのかい?やたら難しそうな会話だったから気になってしまったんだ。僕は、ダメかい?」

長門「サインを」

キョン「えっ」

古泉「これはこれは」


カヲル「さ、サイン?」

長門はこくりと頷き、自分のノートを差し出した。

カヲル「構わないけど……急にどうしたんだい?」

長門「私は、あなたのファン」

カヲル「そ、そうなのか」

おいおい。あのカヲルくんを困惑させるなんてさすが長門だな。


先生「はい……授業を始めますよ……席に座りなさい…こら……静かに」

かわいそうな先生だ…


先生「えー…15年前に発生したセカンドインパクトですが、これは北極に隕石が衝突した、というものであります。えー…。この衝突のせいで、地球の自転軸は大幅にずれ、日本には、冬、秋、がなくなり、春はほぼ無く、常夏の島国となったわけです」

先生「このセカンドインパクトの際、溶けた氷で世界はとてつもない、被害を被りました……えー」

アスカ「退屈。どうして日本の授業ってこうも退屈なのかしら…!ね?キョン」

キョン「お、お、おう」

アスカ「?なによ?」

いや、アスカに呼び捨てにされるとは。
なんとなく気恥ずかしい。


アスカ「第一、セカンドインパクトの情報が間違ってるってのよ…」

キョン「お、それはわかるぞ。第一使徒アダムの実験事故だろ」

アスカ「……え?」

カヲル「!?」

古泉(あのバカ)

アスカ「ま、まぁ、パイロットだもの。知ってて当然だわね」

キョン「えっ?ぱ、パイロット?」


キョン「いやいや、まてまてまて。現損する機体はアスカとシンジと綾波のと3人分しかないはずだろう?」

アスカ「はぁ?なにわけのわかんないこといってんの?あんたは仮設4号機。ハルヒのぶゎかは3号機で第3使徒とこの前戦ったばかりじゃない」

アスカ「あんたのいうとおり、あたしたちもパイロットだけど……っていうか、良くこの前の戦闘にファーストが出てなかったのにパイロットだってしってたわね」

そりゃそうだ。
有名だからな。

アスカ「まぁ、この前の戦闘に関してはあたしたち、なーんも活躍できなかったしね。最初に出撃したバカシンジが攻撃食らってぶったおれて、その上暴走。ほんと、あり得ないわ。戦いというよりはみんなで初号機の後始末しか記憶にないわよ」

ど、どういう、ことなんだ。


ん?
とゆうか……待てよ。
3号機のパイロットが…ハルヒ…だと!?

キョン「おい、アス----」

古泉「失礼、先生。キョンくんが具合悪いそうなので、保健室に連れて行きます」

長門「私も行く」

古泉「よろしくおねがいします。さぁ、キョンくん。いきますよ」

キョン「は、はぁ?」

カヲル「……なんで、ネルフ内部の人間に公表開示されている情報は、実験事故ということのみ。それを知るのは上層部だけのはず。なぜ、彼がアダムの名を知っているんだ?」


キョン「くっ、はなせよ!」

キョン「なんだってんだ急に」

長門「それは私のセリフ。さすがにここまでバカだとは思わなかった」

古泉「ですね」

キョン「な、なんだと?」

長門「この世界の、パイロットたる人間が知り得ないはずの情報を二度も露見しかけた。この損失はかなり大きい。特に、それを同クラスメイトである渚カヲルに聞かれたのはとても危険」

古泉「原作通りであるなら委員会、及びゼーレの使者ですからね。気づかれていればけされかねませんよ。カヲルくんは使徒としての登場時期はかなり遅い。それが早まってしまった場合、あなたは今日パイロットであることを知った身。彼を無力化できるのですか?」

キョン「ぐ…」

長門「非を認めるべき」

キョン「…すまん」


古泉「今後気をつけてください。本当に」

キョン「ああ、気をつける。すまんかった」

長門「……そう」

迷惑をかけちまった。
くそ……なんでこんなことに……


その後というもの、特になにかあったわけではなく、授業も普通に終わり、俺はどうしたらいいかもわからず、とりあえずSOS団…と思ったのだが、部室がわからん。


ハルヒ「ほら、急ぎなさい!いくわよ!」

キョン「ま、待てよおい!」

古泉「僕達も行きましょうか」

長門「……」こく


とにかく、なんとかハルヒについていき、部室につくことができた。

キョン「王手!」

古泉「なんと」

長門「……」

ハルヒ「ふんふふーんふんふふーん」

いつもの風景だ……が、
なにかを、なにか大切ななにかを忘れている気がする。
なんだろう。
……あ!

みくる「遅れてしまって、すいませぇーん!」

キョン「朝比奈さんだ!」

古泉「忘れてましたねぇ」


みくる「ふぇ……あの……きょ……キョンくうううううううん!」

キョン「うおわっ!」

あ、朝比奈さん!
その、その、泣きながらそんな俺のお腹をもふもふしないでください!ああっ!
俺、ビームソードのスイッチいれちゃいそうです!ああっ、まって!ビームソード伸びちゃいます!

古泉「鼻の下も伸びてますよ」

長門「破廉恥」


みくる「こ、こわかったですうう!」

キョン「ま、まぁ、落ち着いてください!」

みくる「部室はなかなか見つからないし、ここがどこだかわかんないし、鶴屋さんはいないし、なんだかこわかったですううー!」

キョン「うおわっ!」

ハルヒ「なに騒いでんの!うるさいわよ!」

朝比奈「ふぇっ!」

そんな会話をしている時。
すでに皆が揃い、あくはずのない部室のドアが開いた。


キョン「あ、綾波?」

レイ「みんな、揃ってる?集合がかかったわよ」

キョン「集合?」

レイ「出撃命令」

なんですとっ!?

ハルヒ「出撃!?待ってました!」

レイ「じゃ、本部でね。なるべく、急いで」

な、なんだと…
そんな、いきなりなのか。



ハルヒ「ほら、急ぐわよ!」

キョン「ちょ、ちょ、ま!」

急いで後を追う。

キョン「どこに本部があるかわかってんのかよ?」

ハルヒ「はぁ!?当然でしょ!」

キョン(おい、古泉)

古泉(ええ、どうやら涼宮さんはまえの世界をすっかり忘れているようですね)

ハルヒ「ほら、はやく直通通路までいくわよ!」

古泉(自分に都合の良いように改変も行っているようですね)

キョン(くそ……マジで戦うのかよ)

古泉(そのようですね)



古泉「と、いうよりも、僕達はいかなくて良いのでは?」

ハルヒ「はぁ?なんでよ。古泉くんたちは頭が良いから本部でのバックアップを頼まれていたじゃない」

古泉「そうでしたね。失礼。通行証は?」

ハルヒ「財布ん中じゃないの?」

古泉「がさがさ…おや、そのようです。失礼。無くしたかと思いまして」

ハルヒ「気をつけなさいよ!なくしたら困るわ!」

みくる「わ、わ、わたし、頭良くないですー!」

ハルヒ「はぁ?このまえのサポートすごかったじゃないー」

みくる「ふぇー!?」


キョン(第4ってと……シャムシエルか?)

古泉(ですね。光る触手と虫のような甲殻が特徴の)

キョン(勝てる……のか?)

ハルヒ「ついたわよ!ほら、ジオフロント!」

キョン「お、おおおお!」

すぐそこ、眼前に広がるのは、ジオフロント。
ネルフ本部がそびえる巨大な空間だ。

キョン「すげぇ……!」

古泉「感動ですね……」

長門「キラキラ」


ハルヒ「まだもうちょっとかかるかしらね。あたし寝るわ。起こしてねキョン」

キョン「呑気なもんだ」

ハルヒ「くかー…」

古泉「……ここまでくると、疑問が浮かびますね」

キョン「…例えば?」

古泉「まず、第一に、コアインストール」

キョン「はぁ?」



長門「私が説明する。コアとは、その名の通り、エヴァンゲリオン操縦の必須条件。あのクラスには恐らく、母がいる家庭はない」

キョン「まてまて、俺のお袋はいたぞ!?」

長門「基本的に起動、操縦はコアなしでも可能。しかし、渚カヲルのようにシンクロ率操作などができないと不便」

古泉「ですが、アスカさんの話を聞く限りではあなたは操縦を行えていた。つまり、コア無しでの操縦は可能であるといえるでしょう」

長門「本来エントリープラグ内部は子宮を模したもの。故に母のコアがインストールされていないとうまく操縦できない。しかし、その点はアスカ・ラングレーの言葉により問題解決」

古泉「そういう世界、ということでしょうね」

みくる「くかー」


古泉「第2に、3号機についてですかねぇ」

長門「本来3号機には鈴原トウジが搭乗する。しかし、この世界では涼宮ハルヒ」

長門「第13使徒であるバルディエル襲来は、上空の積乱雲内部に潜んでいたバルディエルが、3号機に寄生後の発生。しかし、既にネルフに3号機があり、尚且つ起動、操縦が可能であった事を考えると、バルディエル発生は考えにくい」

長門「ゲームにおいては、バルディエル発生は鈴原トウジのATポイントに依存する。その点を考慮しても、涼宮ハルヒにたいしてバルディエルの発生は考えられない」

キョン「???ATポイント-?」

長門「ゲーム内の、登場人物のテンションゲージのようなもの。これが一定値を下回り、鈴原トウジのバルディエル搭乗イベント後であると、バルディエルが起動実験中に覚醒する」

キョン「なるほど」


古泉「他にも疑問はいくつかありますが、いいでしょう。そろそろ着きますよ」

ハルヒ「んあっ…ん…ありがと、古泉くん」

みくる「ああん……キョンくん……それはきんしょく…むにゃ…」

ハルヒ「こら!起きなさいみくるちゃん!」

その後は直通だった。俺が画面を見た時にうつる、光景だった。
カードを認証して入る、ネルフ本部入り口である。

キョン「少しワクワクしてきた」

古泉「はずかしながら、僕もですよ」

長門「私も」

ハルヒ「さぁっ!いくわよ!」


ゴウンと機械が動き、ドアが開く。
少し進み、直通のエレベータにのると、そこは、夢にまでみた、司令室だった。

キョン「ほんとに……きちまったよ……」

古泉「すげぇ……」

長門「……」きらきら

ミサト「あんたたち!遅いわよ!」

キョン「!?」

そこにいたのは、眉間にシワをよせた、葛城ミサトその人だった。
あいや実物はこんなにも美しいのか。

ミサト「もう使徒がくるわ。急いで!」

ああ、ちゃんと話したい!


ミサト「キョンくんとハルヒは急いでプラグスーツに」

キョン「はっ!!」

ハルヒ「急ぐわよ!」

ミサト「古泉くん、有希ちゃん、みくるは席について。バックアップしっかりね」

古泉「はいっ!!」

長門「勿論。了解した」

みくる「なんでみんなそんなやる気なんですかぁー!?」


古泉「よろしくお願いします」

マコト「いやいや、期待してるよ。君はこのまえすごかったからね」

長門「よろしく」

マヤ「こちらこそ。あなたの演算能力に期待してるわ。MAGIもびっくりだもの」

長門「……照れる」

みくる「よよよ、よろしくおねがひましゅ!」

青葉「いやいや、こちらこそ。この前みたいにたのむよ」

みくる(キョンくんに声が似てるなぁー)


ハルヒ「あー!腕がなるわ!」

キョン「調子付くのも程々にしろよ。俺に迷惑はかけんでくれ」

ハルヒ「はぁ?!あんたこそしっかりやんなさいよね!」プシューッ

キョン「ああ、もちろんだとも。俺だって男だ。さすがに燃える」プシューッ

ハルヒ「あいかわらず似合わないわね」

キョン「うるさいな」

ハルヒ「……いくわよ」

キョン「……おう」


トリわすれてた

ミサト「準備はいいかしら?」

キョン「良好ですよ」

ミサト「上等上等!2戦目でその余裕は素晴らしいわ。さぁ、みんな、いいかしら?」

シンジ・アスカ・ハルヒ・キョン「はい!」

ミサト「レイは現状維持。待機よ」

レイ「ええ」

ミサト「よし…発進準備!」

キョン「ドキドキしてきた」


ミサト「LCL注入開始!」

青葉「LCL、注入開始!」

古泉「大丈夫ですか、キョンく…」

キョン「うわっぷ!おぼ、ぼ!おぼれる!」

ハルヒ「なにやってんのかしら」

アスカ「バカキョンの考えることなんかぜんっぜんわかんないわ」

シンジ「あはは…僕も慣れないけどね、これ」

キョン「ごぼぼぼっ!!」

ミサト「はぁーあ…」


古泉「主電源、接続。全回路動力伝達」(いがいとわかるもんだな)

リツコ「了解」

おおっ!?リツコさんじゃないか!?
ちょ、ま!みせてくれ!

長門「第二次コンタクト突入。A10神経、異常なし」

リツコ「思考形態は前回と同じく、日本語をベースにフィックス。初期コンタクト、異常なし」

みくる「え、えと、そう、双方向回線!
ひらきます!初号機、シンクロ率42.35、弐号機、シンクロ率43.68、参号機、シンクロ率32.23、仮設四号機、シンクロ率31.68、です!」

マコト「ハーモニクス。全て正常値。暴走、ありません」

リツコ「相変わらず、キョンくんとハルヒちゃんには感心するわ。オーナインシステムをものともしない」

ミサト「才能かしらねぇ……」


古泉「第一ロックボルト、はずせ!」(しびれる!)

シュウゥン

長門「アンビリカルブリッジ、移動開始」(……すごい)

ビーッビーッ
ゴウンッ

古泉「第二ロックボルト、はずせ」

シュウゥン

古泉「第一拘束具、除去。同じく、第二拘束具を除去!」

長門「1番から15番までの安全装置を解除」



古泉「内部電源、充電完了。内部コンセント、異常なし」

ミサト「了解。エヴァ全機!射出口へ!」

おおお、すげえええ!動いたよ!
しかも総司令と副司令がこっちみてる!
うわああああ!!

ガコンッ
カシュッカシュッカシュッカシュツカシュッ

古泉「進路、クリア。オールグリーンです」

リツコ「了解」

ミサト「いくわよ。気張んなさい!エヴァ全機!発進!!」

ガコッバチバチッ
ドシュンッ

キョン「うっ……ぐお……」


ギュウウウウンガコンッ!!

キョン「うわっつ!」

くぅ…いてぇ…

ミサト「全機、問題ないわね」

全員「はい」

ミサト「では、この先、にいる使徒を撃退してください。キョンくん。あなたが最前線よ」

キョン「いっ!?」

ミサト「このまえの操縦の腕前をみたら当然ね。頼んだわよ。横のビルにアサルトライフルがはいってるわ。他の3機は、スナイパーライフルで後方支援。いいわね」

ハルヒ「気にいらないわ」

アスカ「あたしも」

シンジ「あはは……」


ミサト「文句言わないの。さぁ、配置について!」

ハルヒ「はいはいっと。ここよね。スナイパーは」ガシュッ

アスカ「支援かぁーつまーんないのー」ガシュッ

シンジ「まぁまぁ、いいじゃない。前の方は怖いし……(ぼくは、いまだに、あの恐怖が目の裏から離れないし……)」

アスカ「なっさけないわね!」

ハルヒ「ほんとよね!」

キョン「こういうときは仲いいのな」

ミサト「ほら、はやくなさい!…くるわよ」

キョン「マジかよ」


キョン「ここ、か」ガシュッ

キョン(俺に……できるのか……?)

ミサト「仮設4号はダッシュで接近!その後はアサルトライフル、及びスナイパーライフルにて一斉掃射!」

ハルヒ「はいはい」

アスカ「わかってるわよ」

シンジ「はいっ」

キョン「……はい」

正直な話。燃えていた。
だが、怖さもあった。
怖くて仕方がない。


そのころ、シェルター。


トウジ「あー…退屈やなぁ…」

ケンスケ「……」チラッ

トウジ「ん?……はぁ、いいんちょ!」

ヒカリ「なぁに?鈴原」

トウジ「ワイら、便所や」

ヒカリ「はぁ?くる前にしときなさいよね全く」

トウジ「へーへー」


トウジ「なんや、いきなり」

ケンスケ「ひまなんだろ?」

トウジ「まぁなー」

ケンスケ「ならさ、外、いかないか」

トウジ「はぁ?」

ケンスケ「だって、みたいじゃないか!エヴァンゲリオン!テレビでだってやってないし!一世一代のチャンスなんだよぉ!」

トウジ「はぁ……しゃーないな。俺も男や。やったるわい」

ケンスケ「うっは!さすがトウジ!」


ケンスケ「うおー!!みろよあれ!四号機だ!すげええええ!」

トウジ「なんやごっつーでかいのー」

ケンスケ「わわっ!カメラキャメラー!」


---

だが、俺は腹を括ることにした。
なに、なんとかなる。
なんとかならんわけがない。
ハルヒたちのアシストもある。
……負けてたまるか。

キョン「……仮設四号機。行きます」

ミサト「他の機も、四号機が走り出したらポイントまでダッシュ。いいわね」

ハルヒ「はい」

アスカ「まっかせときなさいよ!」

シンジ「……はい!」

キョン「いくぞおおおおおおらああああ!!」



キョン「うううおおおおおおお!」

俺はとにかく走ることをイメージした。
走り出して、まもなく。
やつが現れた。
シャムシエルだ。

キョン「!見つけたぁ!」

ギャギャッ

キョン「目標はセンターに入れて…スイッチ!!」

ドガガガガガガガガガ!


ハルヒ「ちょっ……とあのバカ!キョン!止めなさい!こら!」

シンジ「まずいね…」

アスカ「あのバカキョン!煙幕でなにも見えなくなるわよ!バカみたいに速く走って行くしなんなのよ!ほんとバカね!」

キョン「うううううおおおおおお!」

ドガガガガガガガガガ!

少し熱くなり過ぎていたんだろう。
俺はこのシーンを見たことがある。
そう、このあと、光る触手が

ヒュンヒュヒュン!!


キョン「うおっ!!」

ヒュカッ!

ミサト「あっちゃー…あのバカ…!」

一瞬だった。アサルトライフルを真っ二つにぶった切られ、俺は攻撃手段を失った。


キョン「まずっ……」

一瞬でわかった。
俺はアニメのシンジと同じ過ちをおかしちまったんだと。

シャムシエルが煙幕から見えるようになると同時に、やつは触手を、くねらせ俺の方へ伸ばしてきた。

キョン「くっそ!」

すぐさま機体をしゃがませ、頭上を通る触手をやりすごす。

キョン「こんっちくしょうが!」

肩にあるプログナイフを取り出した。
しかし、すでに触手の大二波は目の前に迫っていた。



キョン「くっ!」

次はしゃがめないようにか、少し下向きの攻撃だった。
俺は横転し、その攻撃をかわす。
そしてプログナイフの電源をいれ、フイイと振動させる。
シンジたちはまだ来ない。
レーダーだとあと少しか。
そう言ってるうちにも大三波が俺を襲おうとしていた。
次は最初とは全然違う軌道。
まるでよめない。
ひゅんひゅんとくねりながらビルを切っていき、俺を襲う。

キョン「負けるか!」


もう少し、もう少しなんだ!
ハルヒたちがくればなんとかなる!
とりあえず横転を繰り返し、
少しづつ詰め寄る。
もう、くるな。

キョン「頼んだぞ、ハルヒ!」

ハルヒ「まかせなさい!」

アスカ「あたしだっているのよ!」

シンジ「先走りすぎだよキョンくん」



---

そのあとはわりとあっさりしたものだった。
ハルヒの第一射が着弾すると、シャムシエルはがくんと怯んだ。
その後はみんなで畳み掛けるように掃射。
俺はただ突っ立っていた。
情けない。
そしてシャムシエルは停止した。が、コアが死んでいるかわからなかったので、俺がシャムシエルの頭を抱えて、恐る恐るプログナイフをコアに刺した。
最初、ビクンと跳ね上がり、触手をがくがくと気持ち悪く動かしていたが、数秒でそれは収まった。
なんとか、勝利できたわけだ。
俺はなにもできなかったわけだが。



その後、俺はミサトさんと副司令にこってりしぼられた。

ミサト「進攻するのはよかったわ…でも、みんなの歩幅に合わせなさい!なんなのあの走り方は!作戦の一番大事なところは---」

---

冬月「……恥晒しめ…」

はぁ……落ち込むよ……


ハルヒ「あんたなに考えてんの!?あんなスピードだすなんてばかじゃないの!?」ぬぎぬぎ

アスカ「今回ばかりはハルヒに同意するわ。なに考えてるのよ」ぬぎぬぎ

キョン「うっ……」

シンジ「まぁ、きっとキョンくんにも考えがあったんだよ……ね?」

キョン「……ない」

ハルヒ「はぁ……ほんっとありえないわ」

アスカ「私たちがいたからいいけど、いなかったらどうすんのよ!」

キョン「ほんと、その通りですとも」

シンジ「まぁ、勝てたんだし、いいじゃない」

アスカ・ハルヒ「あんたは黙ってなさい!!」

シンジ「ひっ」


その後、シンジたちは方向が違うので別れ、懐かしいSOS団の面々だけとなった。

古泉「いやぁー……善戦でしたねぇ?」ニヤニヤ

キョン「バカにしてんのか」

長門「あれは、ない。いろいろとない」

キョン「長門まで!?」

みくる「ちょっとかっこわるかったです…」

キョン「あ、朝比奈さん!?」

ハルヒ「SOS団の恥晒しだわほんとに」

キョン「ぐっ…」

ハルヒ「みくるちゃんのサポートもばっちりだったし、古泉くんだってすごく頑張ってくれてた見たいだし、有希はいうまでもないわ!それにくらべてあんたはなんなの!?」

キョン「……すまん」



2日後
学校

キョン「はぁ……終わってみてなんだがやっぱり……」

キョン「あーあー……ほんっとありえねぇ」

古泉「ですねぇ……」

長門「……」ペラ

ハルヒ「なんであんたはいっつもそうなわけ!?だいたい、あんたはねぇ!」

アスカ「やっかましいわよ!変人!あんな変な団作って!へんなやつぅー!そんなやつにそんなこといわれても、なーんにも感じないわねー!」

ハルヒ「な、なんですってえええ!?」

キョン「はぁ……相変わらず奴らはやかましいし、なんで俺がまた中学生せにゃあならんのだ」

シンジ「ん?なんかいった?キョンくん」

キョン「いやなにも」

カヲル「ふふっ。君と一樹くんはいつも秘密を共有しているね。少し羨ましいな?」

キョン「やめろ離れろ鬱陶しい」

と、こうなったわけだ。


part2に続く
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